このシアトルにある「航空博物館」は航空関係だけでなく、「宇宙」に関する展示もアメリカ北西部で最大クラスです。
現代飛行機展示を見終わったら、宇宙展示エリアへ向かってみます。
そこにはなんと驚くべきことに、初期のスペースシャトル素案など多数のレア資料が展示されていたのです!!
今となってはお馴染みプロトンなど、東側の展示ももちろん充実。
偉大なアポロ計画
やはりどの博物館でも一番人気はアポロ計画に関するもの。
こちらではビーグルと着陸船のレプリカが展示してあります。
この部分だけ月面が再現されています。
とてもきれいな状態のアポロ。
レプリカか、未使用品でしょうか。
スペースシャトルのプロトタイプ
NASAの超音速・リフティングボディまたは再利用型宇宙船の研究に関する資料です。
軌道上で燃料を補給するタイプの宇宙船のようです。
スペースシャトルの原型風洞モデルでしょうか。
スペースシャトルが「スペースタグ」などと平行して計画されていた時期のもののように見えます。
スペースシャトルのプランの模型群。
この手の展示は、ワシントンにあるスミソニアン博物館別館でも目にすることが出来ます。
今で言う外部燃料タンク(ET)の部分に巨大な安定翼とクラスターエンジンが付いています。規模感が不明ですが、ペイロードも相当なもののように見えますね。
幻の宇宙偵察機 ダイナソア計画
非常に盛んに行われていた全翼型宇宙船。
その姿は、かつて我が国でも計画された「HOPE」に似ています。
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DYNA-SOAR。かつてX-20と呼ばれた宇宙船。
国防総省がナチスのゼンガー計画を基に独自に企画立案した、有人飛行を目的とした偵察・核攻撃機です。1950年代末の冷戦下、如何にも国防総省が考えそうな意欲的な計画でしたがマーキュリー計画など他のプロジェクトに破れ、頓挫。
アポロ計画と切っても切れないのが「スカイラブ計画」。
コチラはスカイラブのベッドですね。
スカイラブも重要なプロジェクトとして、しっかりと記録と保存がされています。
そのデザインの先進性は今でも色褪せることが全くありません。
宇宙エリア後半では、月面に人類が残した物・持ち帰った物が登場します。
ある意味、『宇宙兄弟』的なお話でもあります。
『シアトル航空博物館』訪問レポその2:宇宙コーナーも超充! プロトタイプスペースシャトルやX-20も 前編
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