2016年8月6日(土)、横須賀の海上自衛隊基地において夏季恒例のイベント『ヨコスカサマーフェスタ』が実施されました。朝方はボワッとしていた天気も昼には快晴に変わり、非常に夏らしいイベントとなったのでその際の様子をお伝えします。
http://www.mod.go.jp/msdf/formal/info/event/2016_08.html
ヨコスカサマーフェスタ2016での『いずも』乗艦
2016年4月の熊本地震に初の災害派遣を行ったばかりの同艦ですが、この日は基地祭のメインイベントという事で朝から多くの人を惹きつけていました。
メディアでの露出もあってか、普通の家族連れなども興味深そうに乗艦していたのが印象的。
↑は逸見岸壁から見上げた様子。
23.5mの深さがあるだけに、かなり大きく見えます。
あさイチで並んでいたにも関わらず、『いずも』乗艦には若干列に並びます。
そしてそのままエレベーターへ直行。100人以上乗れるエレベーターは、この日初の便。
つまり、甲板上にはお客さんはまだ誰も居ないということになります。
艦内で走ると赤紅葉が出来るという定番の説明を聞きつつ、周辺を見回す。
エレベーター脇にあったスプリンクラー。
数分後には艦上に上がることができました。
艦橋前に設置してあるseaRAMが先ず目に入ります。
意外と小振りな印象を受けます。

さらに、甲板前方に設置してある20mmCIWS。
こちらは逆に巨大な印象。
ファランクス。
弾帯がついていたので、かなり攻撃的な印象を受けます。
確かに、フレーム剥き出しだとなんとなく不安なので何かで覆いたくなりますねえ。
M2は可愛らしくデコられていました。
この辺の配慮は最近の自衛隊ではかなり気を使っている印象です。
意外と手間暇掛けているような・・
ちなみに、seaRAMの手前にはおそらく衛星通信用のNORA-7。レドームの中にアンテナが収納されています。
XバンドのNORA-1Cと広帯域用のNORA-7、KuバンドのNORQ-1を搭載との事。
ちなみに、対岸には米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦『ジョン・S・マケイン』が係留中。かなりの近距離なのでよく見えます。
DDG-56、アーレイ・バーク級の6番艦です。母港はここ横須賀。
横須賀でも最古参の呼声高い、米海軍の宿泊船『APL-40』。
あまりにも古すぎて塗装がよく分からないピンク色へと変色していますが、そのボロすぎる様子からか湾内でも存在感が結構あります。
少し話がそれますが、気になって調べてみた所このAPLはbarracks shipとも呼ばれ、日本だと宿泊船と呼ばれているようです。非自走なものが多く、現在でもその更新はされており、最新の物だとほぼ箱のような物になっています。サンディエゴやノーフォークの衛星画像を見ていると、たまにある箱型の舟がこのAPLですね。
で、このAPL-40は1945年につくられた非常に古い物です。何度か退役を繰り返し、横須賀に落ち着いた、といったところでしょうか。
色々と忙しい絵ですが、手前の潜水艦は海上自衛隊のおやしお型潜水艦。
その後ろにアーレイ・バーク級、そして空母『ロナルド・レーガン』です。
改装中?のヤードの後ろにアーレイ・バーク級のマストでしょうか。
かなりの密度なので前後関係がよくわかりません。
桟橋の先にも、アーレイ・バーク級が何隻か係留してあります。
横須賀は本当に軍艦が多いです。
ドックに入渠していたのはDDG-62アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦『フィッツジェラルド』
です。マストを完全に覆う白い足場が巨大です。
さて、『いずも』に戻ると、まず触ってみたくなるのが地面。
紅葉おろしがそれるというだけあり、ザラザラしていて堅いです。
消火器具も綺麗に並べられいています。
甲板の後方に回ってみましょう。
ここからは、海上自衛隊の護衛艦が見ることが出来ます。
どちらも体験乗船可能なようです。
さらに、横須賀湾内クルーズのゴムボートも行ったり来たりする様子が見えます。
ヘリコプター搭載護衛艦ということで、その艦載機も展示してありました。
日本独自のSH-60Kです。
こちらも体験で乗ることができましたが、結構な行列だったのでパス。
操縦席に乗って記念撮影をしている人が多かったようです。
いずものカメラ。メーカーが気になります。
艦橋のワイパー。UVカットフィルムでしょうか。
流石に上部構造への見学は許可されていませんでした。
とまあ、ざっくり朝イチで『いずも』を見学したのですが、午後は『しらせ』や他の艦船を見学します。後編へ続く〜
【画像】ヨコスカサマーフェスティバル2016で『いずも』乗艦体験! DDH-183 IZUMO
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