ホワイトビーチフェスティバル2016その2:まるで工場!補給艦『ときわ』と緊急出港した護衛艦『うみぎり』






2016年9月25日に行われていた『ホワイトビーチフェスティバル2016』。米海軍主体の基地祭でしたが、海上自衛隊や陸上自衛隊からも数多くの展示がありました。なかでも海上自衛隊所属艦とわだ型補給艦『ときわ』への体験乗船は目玉の一つ。途中、横付けされてた護衛艦『あまぎり』が出港する様子を見学できたるサプライズもあり、かなり見応えの有るものとなりました。画像を交えて紹介します。


前回の記事:
【基地祭】沖縄ホワイトビーチフェスティバル2016がけっこう熱い!その1『ハーリー』White Beach Festival
https://ktau-ktsc.blogspot.com/2016/10/2016white-beach-festival.html


まるで工場!?

ときわ』は他の船への補給を目的に造られた船で、武装も自衛用の最小限に留まっています。その代わり、甲板には沢山の機械とパイプが所狭しと並んでおり、その密度はもはや大田区の町工場レベル。


海上での補給は外洋航海の多い自衛隊にとっても生命線であり、数ある特殊な機械からもその任務の重要性が伺えます。



ブリッジの上から見下ろした様子。本当はかなり広いはずの甲板ですが、びっしりと埋め尽くされている事がわかります。
それにしても海が本当に青い!

迷子になりそうなほど入り組んだ甲板。
『ときわ』は満載15850トン、全長167m、全幅22mと最近ではそこまで大きく無い船ですが、ご覧の通りかなりの巨大感はあります。


Mk.137 6連装デコイ発射機。数少ない自衛装備です。

子供連れも多いこの日、艦長席はキッズ達にも大人気。いい経験になりそうです。
この日の参加者の割合的には家族連れ4、カップル3、友達同士2、大きなお友達1という感じでした。

一方、あまり人気がないのか椅子にほっぽらかしにされているライフジャケット。
結構軽いです。


外が非常に明るいので、中は暗く感じます。
ちなみに、中はクーラーが効いてて非常に過ごしやすかったです。

『うみぎり』出港!


沖縄の北部を望む。

たまたまこの時、右舷に横付けされていた護衛艦『うみぎり』が急遽出港するとの事で、その様子を見学する事が出来ました。目的は秘密らしいです。


何やら訓示が始まっています。
右手に見えるのは、ベストセラーのオート・メラーラ 76 mm砲。



 
うみぎりのマスト。
この『うみぎり』ですが、あさぎり型護衛艦8番艦として1991年に就役。
全長137m、全幅15m、3550トンの船です。



風向きによっては物凄い排熱が顔面を直撃します。それでも多少油くさいですが、そこまで臭いがキツくなかったのが以外でした。結構な環境対策がなされているのでしょう。
あさぎり型護衛艦はCOGAG方式を採用しており、RB.168 スペイエンジンを搭載。


係留索を解く隊員たち。

信号旗も変わってゆきます。


ガンガン縄が引きずり込まれていきます。

曳船YT-93。沖縄基地港務隊所属。

うしろ向きにそろそろっと静かに滑り出しー


くるっと反転。

うみぎりが分かれの合図の汽笛を鳴らします。うみぎりの乗員は帽子を振っていますが、こちら側からだと遠すぎて誰も気づいていませんでした・・・

太平洋をゆくうみぎり。
あっという間に離れて行きました。


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