NASAエイムズ研究所で様々なプロジェクトを指揮してきた研究者、ジョン・マーミー氏。
直近では月面に水があるかどうかを調べるLCROSSなどを担当。現在は後述の「ARM」に参加中。
その一方で、音楽活動も積極的に行っており、「宇宙開発」に特化した内容の曲を多数制作しているのが特徴です。ロケット打ち上げのライブビューイングにも登場し、余興のライブを行うなど、音楽を通じて宇宙への理解を深めて貰おうとする姿勢は当にNASAの鏡。
そんな氏の曲は、Google Playで無料配信されています。
https://play.google.com/store/music/album?id=Bqzdyhebp5hl4fsce7ylnkyqfii&tid=song-Txlbahriz75jfclw3xwcdcjsax4
歌詞と曲を作った経緯のPDFも公開されています。
これを見ると、如何に氏が宇宙に対して熱い思いを抱いているかを窺い知ることが出来ます。
(PDF) SpaceSongs Words and Inspirations, by John Marmie
ちなみに、筆者は一度カリフォルニアで氏のライブに偶然遭遇したことがあります。
それからというもの、ジョン・マーミーはよく聴いています。
【ロケット打ち上げ】NASAエイムズ研究センターのパブリック・ビューイングに行ってきました【LADEE】
アステロイド・リダイレクト・ミッション(ARM)
そんなアツい魂を持つ男、ジョン・マーミーですが、最近NASAのポッドキャストに登場し、『アステロイド・リダイレクト・ミッション』に参加している様子が語られました。
『アステロイド・リダイレクト・ミッション』は、NASAの現在進行中の大型プロジェクトで、火星探査の前哨戦とも言える大掛かりなものです。
NASAによると、
NASA announced the next step in the plan to retrieve an asteroid boulder from a near-Earth asteroid and redirect it into a stable orbit around the moon to carry out human exploration missions, all in support of advancing the nation's journey to Mars. For NASA’s Asteroid Redirect Mission (ARM), a robotic spacecraft will capture a boulder from the surface of an asteroid for exploration by astronauts in the mid-2020s to test a number of new capabilities needed for future human expeditions to deep space, including to Mars. This animation illustrates the crewed part of ARM, showing how astronauts will travel to the asteroid using NASA’s Space Launch System (SLS) rocket and the Orion spacecraft, investigate the boulder and return a sample of the asteroid back to Earth.
とのことで、ロボット宇宙船が小惑星を捕まえ、それを宇宙飛行士が探査するという感じです。諸々の火星探査の実証を含めた意欲的な計画で、ロケットも建造中のSLSが用いられます。そこで、ジョン・マーミー氏は商用協力&ペイロードを担当。
詳しくは以下のNASA公式ポッドキャストを参照してください。
NASA公式:アステロイド・リダイレクト・ミッション
Asteroid Redirect Mission
今後いよいよ勢いをますであろう、小惑星開発&火星開発。
ジョン・マーミーの新譜にも期待です。
NASA職員、ジョン・マーミー氏が宇宙開発ソングを無料配布。アツい歌詞に涙腺崩壊必至!
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