【画像】普天間フライトライン・フェア2016開催!オスプレイはもはやお馴染み?体験レポ前編












2016年9月24、25日(土、日)、沖縄県にあるアメリカ海兵隊の普天間基地にて『普天間フライトライン・フェア』が開催されています。一昨日、アメリカ軍の戦闘機『ハリアー』が墜落事故を起こし、稲田防衛相が沖縄を訪れ政治問題化しつつある中、初日となる本日は多くの来場者が普天間基地を訪れ、装備やバラエティー豊かな食事、子供用の巨大遊具や本格的な野外コンサートを楽しんでいた。

公式サイト:http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/Events/Futenma.html?fref=ts

 快晴の会場

 激しい渋滞となっている58号を乗り越え、セキュリティーチェックを通過するといよいよ会場に入れる。一般的に「厳しい」と言われる米軍基地祭のチェックだが、基本的に荷物が多ければ多いほど、明らかに服装がおかしい程、また単独であるとチェックは厳しくなる。出来るだけ軽装で臨もう。また、カメラのレンズは240mm以下が必須。日本人によりしっかりとチェックされる。身分証は免許書で大丈夫だったが、これもランダム性が高いので事前チェックはしっかりとした方が良いでしょう。



様々な航空機展示がある中、最も列が長かったのがこのKC135ストラトタンカー
中を見学するには、最大で30分は並ぶ必要がありそうでした。

今回もアメリカ海兵隊だけでなく、 アメリカ空軍の機体が複数参加。
こちらのUH60は体験搭乗が可能。こちらも長い列を形成していた。

オスプレイはもはや定番

そして何かと話題の海兵隊オスプレイ。
今回は2機が展示され、うち1機に搭乗することができた。


が、オスプレイの人気はいまいち。もはや今更見るほど注目されていないのかも知れない。が、並ばずに好きなだけオスプレイを観察する事ができる。

 実際に筆者が搭乗してみた。
まずは前方のハッチから乗り込む。

列がないので、特にスタッフも居ない。

最初にこのタラップを使い、オスプレイに乗り込む。

タラップの注記は、機体一部なので上下逆になっている。

タラップを越えると、 機体内に入る。
外は現地の人も「今日は暑い」という程の強烈な快晴。
中は暗いので、急に視界が狭くなったように感じる。

床。ザラザラした触感。普段、どれだけ酷使されているかが伺える。

そしてコチラが機体内部全景。コックピットは今回は覗けなかった。
そして何よりも、軍用機特有の強烈な臭いが鼻を着く。
中に居た兵士は暑さに疲れ気味だったが、子供に座りかたをアドバイスするなどサービス精神旺盛だった。

椅子にももちろん座る事ができる。
そこまで人気が無く、人の流れもないのでゆっくりと座れる。
横田基地でのオスプレイ公開に比べ、非常に落ち着いた雰囲気だ。

出口は後部ハッチ。
若干角度があるので、一応足元には気を付けた方が良いだろう。

英語表記のみだが、詳しい説明がある。

ハッチは、しっかりと地面まで延長されているので飛び降りる必要がない。
これは地味に嬉しい。

オスプレイ展示の遥か先には、放水体験コーナーがある。
赤コーンめがけて、放水するという単純なものだが、子供がコーンを倒すとしっかりと兵士がコーンを立て直す姿には涙を禁じ得ない。

実演コーナーでは、屈強なマリーンが敵との近接戦闘訓練を実演。
模擬銃と銃剣を使って、待ち伏せ対応や武装解除、さらには街で暴漢に襲われた際の対応方法などを披露。派手な格闘に、観衆からは大きな歓声があがっていた。

CQC実演

 隊長役の兵士は小柄ながらも非常に屈強。

そしてコチラが出店ロードと子供向けパークである。

こちらのキッズパークは、売店でトークンを購入すると遊べるシステム。



アメリカンフードも充実 

基地祭には欠かせないフード出店も、横須賀や横田ほどでは無いが充実。
基本的に1$=100円レートだが、結構な割合で$15=1600円の様な微妙な値段もあった。
この辺は本当にマチマチである。

 ドリンクは100円という場所が多かった。
モンスターはさほど売っておらず、一方どこでも色水=ゲータレードが販売されていた。
ヌルいゲータレードは極めて不味いので、注意しよう。

ルンピアという食品が、一際存在感を放っていた。

18歳以上専用のラウンジエリアもある。
中にはバーカウンターがあり、カクテルなどが提供されていた。
ソファーなどもあり、落ち着いて日陰でアルコールを飲める大人の空間だ。

ちなみに、コンサートのセットリストはこのようになっている。

さらには、招待客エリアもゴージャス。

客引きは本土基地祭に比べそこまで激しくなく、のほほんとした雰囲気だ。

おそらく、バナナが販売されている基地祭はココだけなのではないだろうか。

猛烈にピザが食べたくなったので、筆者はコチラの『SHISA PIZZA』を選択。
焼きあがると販売スタッフが大声で番号を呼んでくれる有り難いシステムだ。

ピザ+ビール2本で$16と、まあお祭りなら十分アリな価格。
アジはペパロニ縛り。


ちなみに、こんな感じだ。
味は非常に濃厚でアメリカなテイストで美味。極めてバドワイザーが合うピザだった。



ピザを食べビールを掻き込みながらぼーっとしていると、上空ではF15が2機飛んでいた。
沖縄では当たり前の光景だが、実際に見学したばかりの飛行機が飛んでいる姿を見ると感慨深いものがある。

ざっとイベントの概要を紹介したが、細かい機体紹介やコンサートについては続編で触れたい。ちなみに、同日程で『ホワイトビーチフェスティバル』も開催されているので、明日はそちらを伺ってみたい。





【画像】普天間フライトライン・フェア2016開催!オスプレイはもはやお馴染み?体験レポ前編 【画像】普天間フライトライン・フェア2016開催!オスプレイはもはやお馴染み?体験レポ前編 Reviewed by 106 on 23:15:00 Rating: 5