2017年6月3日、お台場の科学未来館で『球面実験 VR to Dome Experiment Rez Infinite』が開催された。未来館自慢のドームシアターでPS4ソフト『Rez Infinite』を事前抽選で選ばれたプレイヤーが操作し、100名の観客と共に楽しむという試みだ。当日は水口哲也氏も登場し、VRへの意気込みを語った。また同時にPSVRの試遊スペースも設けられ、多くのコアなファンが集結していた。
動画:Rez Infinite: VR to Dome Experiment in Tokyo 3/6/2017
初回は即満席。お台場にVRの長蛇の列
当日、筆者は初回の鑑賞を目指し16:30頃にお台場に到着。直ぐに未来館を目指した。
本イベントは無料なので、チケットを購入すること無く建物の中に入ると、すでに20人ほどの列が形成されていた。しかし17:00が近づくと整理券を求めて次々と人が集まり、あっという間に100人は越えるほどの列が出来上がった。
中にはRezTシャツを来たファンもちらほら見え、多くがかなりの水口フォロワーであることはなんとなく想像できた。しかし家族連れも見受けられ、単なるゲームマニアだけでないウケの良さが光るようにも感じる。
17:30の初回分整理券はあっという間に完売。勿論筆者もプレイヤーに応募したが、当然外れる。超強運の当選者は一体どんなプレイヤーなのか、興味が付きない。
ちなみに、プレスに外国人記者もおり国際的な関心もそこそこありそうだ。
中に入るとドームシアターの「近さ」に若干ビビる。
かなりスクリーンが迫ってきており、ただのプラネタリウムとはまた違ったインパクトがある。これは面白そうだ。
粋なはからいと言っていいのだろうか、このイベントでは一般人も動画や写真の撮影が許可された。
プロジェクタはこのようなモノを使っていたみたい。
ゲーム画面をドームシアターで見るのは初めてだったので、なんとも言えない圧迫感と高揚感を感じる。これは是非もっと流行って欲しい。とにかくいい意味での圧迫感がひどい。
左端にに水口氏が映る。このゲームにかぎらず、このシアターでは後方の方が見やすそうだった。
椅子は160度くらいにリクライニングするので首が疲れるということは無い。
とにかく迫力が半端じゃない。没入感も◎。
Rezの世界観には極めてマッチした会場であったと言えるだろう。
実際にプレイを見た感想としては、迫力が尋常ではない笑。筆者の経験上、ゲームプレイとして最大規模のスクリーンサイズは大学の大教室プロジェクター、およそ300インチくらい。比較するまでもなく、こちらのスクリーンはとてつもなく巨大。日本の並のIMAXの倍くらいありそうな大きさのスクリーンで見るゲーム画面は、想像以上に大迫力だった。
これを見れただけでも感動値は振り切っていた。
さらに音響も、球面天井だからか良く響く。位相がどうなっているのかは不明だが、まさに「AREA X空間」とでもいう空間に放り込まれた感じ。これもGoodだった。
プレイするのは勿論『Area X』
実際にプレイできたらさぞ気持ちいいだろうと思いつつ、見る側としては見る場所はかなり選ぶと感じた。前方だと致命的に見づらい。またRezはどちらかと言うと水平線より上に向かうゲームなので、相性のようなものもあるのかもしれない。
「酔い」に関しては個人差があるのでなんとも言えないが、筆者は全く無かった。FPS酔いもほぼしなく、VR酔いも全くしないので参考にならないかもしれないが、エレガントな動きをするパーティクルを見て酔う可能性はそんなに高くなさそう。
かなりスペーシーな外観のゲームプレイだが、これはこれで全然アリというか何故今まで流行らなかったのか不思議なくらい。1回~3000円(IMAX料金)で1hくらいだったら全然払う。
言うまでもなく、『Rez』との親和性は最高レベルだろう。
PSVR試遊は大盛況
ドームシアター鑑賞後はPSVR体験ということで、かなりこちらも賑わっていた。
勿論、例の限定パックも展示販売?売れて欲しいものである。
シナスタジアスーツ1.0も来店。こう見ると地味である。
以上、VR to Domeレポでした。
水口哲也氏の飽くなきVRへの情熱は今後も続きそうだ。
p.s. 未来館は初訪問であったが、お台場特有のガランとしたデ・キリコの様な雰囲気が非常にSF感あってよかった。今後も注目していきたい。
【動画】水口哲也の大実験:『Rez Infinite』を大型ドームでプレイする"VR to Dome"にVRの新たな可能性を見た!レポ
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