マイクユニットを3つ搭載・超指向性を実現「AT9946CM」【取材機材を吟味する マイク編】




たまには機材の話しもということで、本サイトで利用しているマイクについてご紹介したい。ロケット打ち上げの撮影でマイクについて熟考するのもどうかと思うが、「音」が最大の魅力の一つであることは言うまでもない。勿論、ほぼ確実に圧倒的な爆音で潰れてしまう事がほとんどだが、上がったあとのポコポコ音を末永く聞いていたいものでもある。

デジイチでの撮影が多くなった今では、やはりオーテクの製品が手頃で高性能だ。
このマイクは本当にオススメである。


AT9946CM 



こちらがオーテクの2013年発売AT9946CM。量販店では大体1万円以下で購入出来るだろう。




パッケージもデジイチでの使用を想定しているかのようだ。






主な同梱は本体、マフ。
電源いらずのプラグインパワー方式なので、無駄なパーツが一切存在しないのが良い。
マフは量産品だが、そこそこ使えそう。はじめのうちは抜け毛が結構酷いかも。



この製品の良いところはマイク自体のアピアランスの良さ。
3つのマイクユニットを搭載しつつ、非常にスリムでエッジの効いたデザインになっている。また指向性も十分担保されているのが素晴らしい。





シューはお手軽で無難な作り。
ロックリングは程よい硬さです。その下のスイッチはローカットスイッチ。
線が曲がっている方がローカット。切り返しやすい場所にあるので、強風が来た瞬間や何らかの重低音をカットしたい瞬間に即座にオペレート出来る利点もある。
もちろん、マフもかなり良い。


ショックマウントは硬いラバー性。衝撃吸収を確実にしつつ、かなりの柔軟性を持たせている。曲げようと思えばグニャグニャ曲がるので、少し不安に思う人もいるかもしれないが一眼にマウントするなら多少ぶつけてしまうことも有るだろう。その際には間違いなく衝撃を思いっきり吸収してくれるはずだ。 

一つ難点を挙げるとすると、コードの根本が梱包素材で圧迫されており、開封時若干ダメージを受けていたということ。性能には全く問題ないが、断線だけは避けたいところである。

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