今回の打ち上げは、米国で起きたスペースX社のFalcon9打ち上げ失敗を受け、貨物面などで大きな変更が加えられた事で他国の宇宙機関も大きく関与する、かなり珍しい打ち上げとなった。
HTV5は合計5.5tの貨物を搭載し、キューブサットをなんと18機も搭載する謂わば「母船」状態。
HTV5は合計5.5tの貨物を搭載し、キューブサットをなんと18機も搭載する謂わば「母船」状態。
普段、種子島の打ち上げではJAXAがメインとなって盛り上がる打ち上げも、今回はNASA、そしてESAも参加する普段とは全く異なる様相を呈する打ち上げとなった。
面白いことにNASATVでは、JAXAのカウントダウンストリーミングをNASAがミラーリングし、独自のスーパーソースと翻訳を載せるという放送を行っていた。JAXAは一応日本語の後にも英語でアナウンスするのだが、それにさらにNASA側が英語で情報を付け足すという謎の現象が起こっていた。
面白いことにNASATVでは、JAXAのカウントダウンストリーミングをNASAがミラーリングし、独自のスーパーソースと翻訳を載せるという放送を行っていた。JAXAは一応日本語の後にも英語でアナウンスするのだが、それにさらにNASA側が英語で情報を付け足すという謎の現象が起こっていた。
ESAは2つのヨーロッパのキューブサットが搭載される事からツイートを行っている。
Two European CubeSats are on their way to @Space_Station with #HTV5 spacecraft launched today http://t.co/ejp8gyUzmJ pic.twitter.com/AGo2tD7sNo
— ESA (@esa) 2015, 8月 19
Check out details of the #HTV5 cargo craft and @JAXA_en rocket launching this morning at 7:50am ET (11:50am UTC). pic.twitter.com/NR68D75qvt
— Intl. Space Station (@Space_Station) 2015, 8月 19
夜、しかも夏休みの打ち上げという事もあり、さらに2回の打ち上げ延期もあったという事から、かなりの人数が種子島を訪れたと思われる。
そして打ち上げの瞬間!!
見事にエンジンは始動し、ぐんぐんと上昇するロケット。
今回は見事に雲を避け、その火炎の軌跡がはっきりと最後まで観る事ができた、素晴らしい夜間打ち上げとなった。
夜空に吸い込まれるロケットはとにかく美しく、また種子島からは多くの煌めく星々や銀河も肉眼で見ることができるので、是非一度は体験することをお勧めする。今回のような補給ミッションならともかく、太陽系の遥か遠くを旅する探査機などが打ち上がるのねあれば、その想いもひとしおだろう。
次期基幹ロケットのH3も正式発表され、今後ますます勢い付いていくであろう日本の宇宙開発。今回の成功を受け、世界でも確実なロケットを打ち上げるという信頼性をより一層獲得できる事を切に祈る。
【打ち上げ成功】HⅡBF5 HTV5
Reviewed by 106
on
1:40:00
Rating: