とにかく、今回のお題はアメリカの私企業「ムーン・エクスプレス」社(Moon Express、チャイナエクスプレスではない)。つい先週、NASAから地球軌道以上への探査がおりたとかなんとかで、BBCでもニュースになっています。結構長めに取材されていたので、今後も注目されることが予測されます。日本ではまだにわかに、すら話題になっておらず、ググっても上位サジェストは競馬のムーンエクスプレス号。とりあえず、分かる範囲で纏めてみます。
BBC News - Moon Express cleared for lunar landing
↑これがBBCのニュース。良く纏まっているので、こちらを参考に概要を表示します。
なお記事内の動画は2013年のもの。既に計画に遅れが出ている。
■遂に表舞台に出てきた理由
・FAAから、無人探査機を月面に送り込む2週間のミッションに許可が出た。これにより、ムーンエクスプレスは初の月面に到達する私企業となる。時期は2017年後半を予定。
輸送手段はRocket Labというスタートアップ企業のロケットらしいが、この企業はまだ1度も打ち上げをしていないという。大丈夫か。スーツケース大のランダーを送り、画像などを地球に送るらしい。
リーダー Bob Richards (カナダ生まれ) 「月面を掘りたい」
創業者 Naveen Jain (1959年インド生まれ)
公式サイト
ロゴも変えたみたい?
彼らの弁によると、「近い将来、月面で貴金属や鉄を掘って地球に送る事は可能」とのこと。 月面には大量の資源は眠っており、ゲームチェンジャーになりそうなんだって。
ボブ曰く、「次の10年でムーンラッシュがくる。」
※現在はシリコンバレーのエイムズ研究センターでランダーの開発が進行中。
↓エイムズ研究センターについてはこれも参考にどうぞ
K.T.S.C: 【ロケット打ち上げ】NASAエイムズ研究センターのパブリック・ビューイングに行ってきました
■Xプライズとの関係
2007年から始まった X prize。もう10年も経っている。
最近月面にいったのはチャイナで、他の企業もムーンエクスプレスに続いて月面へのアクセスを認可してもらおうとしている。2018年にスペースXのイーロン・マスクは更に遠くの火星へのフライトを計画している。
というのがBBCの抄訳。また続編書きます。
Image Credit: Moon Express
【民間宇宙開発】ムーン・エクスプレス社概要調査その1【月面掘削】 moon express
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