【打ち上げ成功】X37Bのメモ【OTV-4&AFSPC-5】




こんにちは。初夏の兆しも通り越して普通に暑い毎日が続いてますね。taperです。


 T-4とホールドの図。


 エンジンスタート

 バックスラスト

 ゆっくりあがる






 リフトオフ




リフトオフと鳥

順調に上がっていきます。

バレルロールしはじめます
2本のエンジンノズルが確認できますね。


このおっさんコンビ


漫才みたいで結構面白かった 。左の人が実況で右がNASAの先生

マイクロサットが今熱い

このおっさん、宇宙ネクタイにスヌーピーのタイピン。ご利益があるらしい。     




最後は敬礼でさようなら。テンション高い。


先日アメリカは、AFSPC-5(Air Force Space Command 5 )としてX37B2号機2回めの打ち上げを実施し、成功させました。日本では夜の丁度いい感じの時間帯にULAが中継していたので、実況してました。
 その際、「X37Bって再利用機だけど何機作られてんだろ」と疑問に思ったので、本プログラムの全体的な概観と今回のミッションについて適当に纏めてみたいと思います。






まず、最初の疑問ですがX37Bは2機製造されているようで、1回目、つまりOTV(Orbital Test Vehicle)1 とOTV-3は1号機、OTV-2と今回のOTV-4は2号機が使用されています。
 http://space.skyrocket.de/doc_sdat/x-37.htm


今のところ愛称などはなく、X37B#1とかX37B#2とかそんな感じの呼称みたいです。多分ニックネームとかあると思うんですけどね。


打ち上げロケットはいずれもAtlas-5(501)。この型はもっぱらX37B向けで、他に使用されたのはNROのトパーズ偵察衛星だけです。もっぱらナショナル・セキュリティ関連ですね。

任務の目的は相変わらず明言されていませんが、今回はスラスタ実験としてAEHF (Advanced Extreme High Frequency Satellite、次世代型の信頼性の高い大容量を実現し、あらゆるレベルの紛争に対応する国防総省の通信衛星)のスラスタを実証するようです。電気とキセノンを元としたホール・スラスターは、次世代のミルスペックを備えた推進系で、その実証試験だそうです。

またNASAのMETIS (Materials Exposure and Technology Innovation in Space)の実験の一環として、100以上のサンプルを200日以上宇宙空間に曝す実験も行われるようです。
http://space.skyrocket.de/doc_sdat/x-37.htm


"With the demonstrated success of the first three missions, we're able to shift our focus from initial checkouts of the vehicle to testing of experimental payloads."
いずれにせよ、空軍の高官がこのように言っていることから、前回までの3回とは異なる質のテストが含まれているのかもしれないです。http://www.express.co.uk/news/world/578563/X-37B-secret-space-plane-to-be-launched-by-US-Air-Force


AEHFの主要な機能
  • 2 SHF Downlink Phased Arrays,
  • 2 Crosslinks,
  • 2 Uplink/Downlink Nulling Antennas,
  • 1 Uplink EHF Phased Array,
  • 6 Uplink/Downlink gimbaled Dish Antenna,
  • 1 Each Uplink/downlink earth coverage horns


さらに、今回は10個のマイクロサットを相乗り打ち上げしており、それぞれが多用なミッションについています。 その中にはソーラーセイルも含まれいてるとのこと。


以下、打ち上げ終了後に流されたBoeingのX37Bプロモーション映像です。

カッコいい










































 いやーカッコいいですね。


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