こんにちは。卒論が終わって早々ですが、上野の国立科学博物館で行われた講演会、
かぐやが見つけた縦孔の魅力
に参加してきました。予想以上に新たな発見があったので、リポートしておこうと思います。
まず、HAKUTOですが公式サイトによると
とりあえず当日どんな感じだったのか書き記します。
参加したきっかけは、twitterに流れてきたRTをみてその場で応募。Gアカウントとリンクしていたので3秒で終わりました。
そして当日は、13:30開場ということで、本来700円くらい払う筈の入場料をQRコードでタダ通過。まずここに感動しました。国立科学博物館は久しく行ってなかったので、地球館という新し目の展示物(イトカワの微粒子サンプル)などには感動しました。これを見ただけで来たかいがありました。
で、食堂で飯を済ませつつ、講堂へ。この講堂、パンフに詳細な表記が無かったので少し迷いました。日本館の2階に講堂はありました。
スケジュールはこんな感じです。
かぐやが見つけた縦孔の魅力
に参加してきました。予想以上に新たな発見があったので、リポートしておこうと思います。
まず、HAKUTOですが公式サイトによると
ハクトは、世界各国18チームが参加する民間組織による月面ロボット探査を競う賞金総額3000万ドルの国際レース「Google Lunar XPRIZE」に日本で唯一エントリーし、有力候補の一角として優勝を争っています。 小惑星探査機「はやぶさ」をはじめとして数々の宇宙機の開発に携わっている東北大学大学院航空宇宙工学専攻の吉田和哉教授を中心に月面探査ローバーを開発し、運営はボランティアメンバーを中心に行っています。との事です。話を聞いた限り、完全に民間の宇宙開発会社によるプロジェクトですね。
とりあえず当日どんな感じだったのか書き記します。
参加したきっかけは、twitterに流れてきたRTをみてその場で応募。Gアカウントとリンクしていたので3秒で終わりました。
そして当日は、13:30開場ということで、本来700円くらい払う筈の入場料をQRコードでタダ通過。まずここに感動しました。国立科学博物館は久しく行ってなかったので、地球館という新し目の展示物(イトカワの微粒子サンプル)などには感動しました。これを見ただけで来たかいがありました。
で、食堂で飯を済ませつつ、講堂へ。この講堂、パンフに詳細な表記が無かったので少し迷いました。日本館の2階に講堂はありました。
スケジュールはこんな感じです。
14:00 【プログラム1】講演
『日本の月探査機セレーネ(かぐや)の見たもの〜月の縦孔』
JAXA 春山 純一氏
15:00 【プログラム2】講演
『月面探査ロボットの開発〜縦孔探査を目指して』
東北大学教授・HAKUTO開発リーダー 吉田 和哉氏
15:40 【プログラム3】パネルディスカッション
『次世代月探査への挑戦』
モデレータ ノンフィクション作家 山根 一眞氏
パネリスト 春山 純一氏、吉田 和哉氏、HAKUTO代表・株式会社ispace CEO 袴田 武史氏
初めに言っておきますが、LUNAR−Aの話は一切ありませんでした!!!紹介くらいしてもいいのでは!!存在自体が抹消されかかってるLUNAR−Aマジで可哀想です。そこんとこ、人情でなんとかならんですか(泣)
まず、プログラム1。この春山先生の話が一番おもしろかった!!!さすがJAXAで説明慣れしているのでしょう、非常にわかりやすくかつ、月面の穴の凄さを良く理解することができました。パワポも黒い背景に黄色と、実に見やすく勉強になりました。声も良く通っていて聞きやすかったです。若干早口なところがサイエンティスト感あって雰囲気ありました。
内容ですが、探査機セレーネによる画像撮影で、月面に縦穴があることが初めて確認されました。そしてNASAの高性能探査機「LRO」によってその存在がより明確になりました。
で、この縦穴。過去の溶岩活動によって出来た地下の溶岩トンネルの穴です。春山先生によると、溶岩トンネルは将来の有人基地建設でも非常に有力な場所とのこと。放射線や温度の問題から表面より有利なのです。
で、本題はこの穴を調査する計画がなんと!!あるということです。その名もUZUMEプロジェクト。JAXAもアンケートで「UZUMEプロジェクトに興味ありますか?」と聞いてくるくらい今アツいプロジェクトっぽいです。詳しい事は公式サイトに全てかいてあるのでそちらを参照してください。ウズメ、とは勿論あの古事記に出てくる天の岩戸開きの天宇受売命です。女神ですね。能の創始者とかなんとか。言い得て妙なネーミングだと思います。
ちなみに良く聞き取れなかったのですが、この穴を発見者にちなんで「春山ホール」とする運動が今あるらしいです。「春山ホール」になったら本当に嬉しいですね。
プログラム2では東北大の教授でHAKUTOのCTOっぽい感じらしい吉田先生。東北大の院でロボット作ってる友達がいるので今度聞いてみたいとおもいます。
吉田先生は宇宙ロボットのエキスパートとしてすでにキューブサットを作ったり猛者です。月面ローバーのムーンレイカーとテトリスの開発とかをしてるようで、ルノホート開発秘話を思い出すような感じの苦労話をされていました。砂とか。
最後のパネルディスカッションでは代表の袴田さんがものすごく丁寧な説明をしていました。前にJ-Waveで聞いた時よりもおとなしい感じがしました。丁寧すぎて逆に心配になりました。
質問コーナーでは突如「カシオ計算機」の人がハイスピードカメラ云々でホリエモンのインターステラbrabra交流会もっと開いて欲しい>JAXA、とまくしたて一瞬開場が凍ったのが微笑ましかったです。たぶん糸川先生が大隅の打ち上げの時、公民館とかで説明した時とにたような状況なんだと思い、なんだか日本の宇宙開発っていいなあ、と思いました。
感想としては、政府はもっとJAXAと文部省に金だして、宇宙開発支援してあげて欲しいということ、そして東大のロボット会社シャフトの二の舞にならない事を切にいのるばかりでした(多分そうなるだろうけど、そのほうが人類にとっては幸せだろう。けどテクノナショナリズム的にはちょっと…というオールドタイプの戯言です笑)
【月面探査プロジェクト】HAKUTOの講演会に行って来ました (1/18/2015)
Reviewed by 106
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15:35:00
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