【アマプラ映画】『ぼくらの七日間戦争』72点 宮沢りえ最高

とにかく宮沢りえが頭一つ抜けて瑞々しい。

今ではかなり限界感も感じつつ、まだまだ日本を代表する大女優である事は間違いないが、それでも兎に角この映画の宮沢りえは「若っけえ」。
アピアランスが兎に角若えというのもあるが、未成年宮沢りえの演技そのものが半端なく「昭和」であり、そこにとんでもない興奮を覚える訳である。昭和も平成も関係ない、天才的な魔性の女が写ってるんじゃ。

原作はかの有名な宗田理『僕らの七日間戦争』。
ラノベ漬けになる前の小学生高学年くらいだと読むのが楽しくて楽しくてしょうがないマスターピースだが、原作と映画どちらが面白いかと問われるとまあ原作の方が圧倒的に面白い。

それでもなお、この映画は間違いなく見るべきなのである。
宮沢りえを見るために…

また安永の80年台を代表するかの如く渋い演出は今見てもアツい。
こういう漢に皆憧れる。そんな感じ。

現代から見れば国連から非難声明が出るレベルで酷い教師陣であるが、逆に英語の先生のような人も「おそらくいたのだろう」と思える程にはおおらかな時代であったとも言える。

正直昭和の雰囲気とかどうでも良いのだが、あの宮沢りえが生きていた時代という事を考えるだけで、ワクワクしてくる映画であった。
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